中途入社から約5年、社内評価で上から2番目のポジションであるシニアエンジニアに
‐ シニアエンジニアとはどういうものなんですか?
エンジニアの方だと分かる方も多いかと思いますが、ジュニア、シニアみたいなランクに分かれているイメージです。特にうちの会社だとキャリアパスが2つありまして、マネージャー寄りのコースとエンジニアの専門家寄りのコースみたいなものがあります。
私は専門家の方で会社の評価の5段階中、上から2番目のところに最近なりました。
‐ 27歳ですよね?早い。エンジニア歴は何年目ですか?
大学を中退していて1社目の入社時期が早いので、6年目か7年目ぐらいですかね。大学で専攻していたわけではありませんが、もともと趣味でパソコンをいじったりとか物を作ったりとかしていたので、そのあたりの経験はありました。
1社目では、ネットワークとかセキュリティが中心のインフラエンジニアとして働いていました。
‐ Web周りではなくそっちから入るってなかなか珍しいですよね。すごい重宝されるんじゃないですか?
人数も少ないので、そういう意味で希少価値じゃないですけど、評価されてるところもあるのかなと思ってます。
‐ ラクーンに入って最初の仕事はどのようなものでしたか?
開発環境の整備をやりました。プログラマーの人がプログラムを作って、それを実際に動かしてみて、社内の営業さんとか、いろんな人がその画面見て、「こうでもない」「あぁでもない」「ここボタンもちょっとこっちがいいんじゃないか」みたいなのをやったりするわけですよ。
そういうのを動かすための設備を整えたりしました。
‐ 研修とかはあったんですか?
技術者としての研修はありませんでしたが、最初2週間ぐらいは環境に慣れるための期間があって、特に事業会社がどういう事業をやっていてとか、あといろんな部門の人と話す機会とかがたくさんあったりして、そういう研修はありましたね。
その後もいろいろサポートしてもらいながらやってきた感じです。
入社の理由は、エンジニアとして憧れる人がいたから
‐ なぜラクーンホールディングスに中途で入社したんですか?
転職を考えてエージェントの方にいろいろ話を聞いてラクーンを紹介してもらって、面接してみて決めたっていう感じです。
1つは、エンジニアの仕事がすごい好きなので、技術力があって、ちゃんといろいろ教えてくれて、目標にできる人がいる環境がいいなっていうのありました。そこでうちの会社でずば抜けて強い人がいまして、その人に憧れて入社しました。
あとは、事業がすごいユニークだなと思って。BtoBの卸売とかフィンテックとか。それと、社長がみんなを引っ張っていってくれる、うちの事業でこういう世界を作っていきたいというビジョンがすごくある人なので、そういうところに惹かれたのもあります。
でも一番はやっぱり「憧れる人がいたから」ですね。
‐ ちなみにその方の名前を伺ってもいいですか?
羽山という方です。RACCOON TECH BLOGに面白い記事をいっぱいあげているので、ぜひ見てみてください。入社したときちょうど隣の席だったんですが、現場の営業さんとかマーケターさんとか、色々な人から相談を受けているので、それを盗み聞きしたりしてすごく勉強になりました。今はフリーアドレスなので、その人の隣に行けば修行することができますよ。
自由が利くインフラ部門は、興味がある分野の仕事を自分で作りに行けるというメリットも
‐ 入社して5年、今は主にどういうことをやっているんですか?
コア業務はインフラエンジニアの部分になります。基本は社内でやる主義の会社で、ベンダーさんとか外部の会社を使うのではなく、自分たちでサーバーを買ってきてセットアップしてデータセンターに入れて、その上でいろいろサーバーを組んでという仕事が中心です。
ただ、普通は事業ごとに「スーパーデリバリーのプログラマー」とか「Paidのプログラマー」とかになるんですけど、インフラの部門は結構自由が利くというか、自分の興味のある分野、何か面白そうだなって思うことがあれば手を付けられる感じですね。最近だとデータ分析など社内でやりたい人を見つけて、その人と組んでやってみたりとかしてます。
‐ 自分で結構仕事を作りに行く感じなんですか?
そうですね。シニアになったからっていうところもあるかもしれないですけど、最近そんなにインフラやってないんじゃないかみたいな。笑
‐ 最初の話にも繋がりますが、社内には資格制度があるんですよね?S資格がスペシャリスト?
社内だとS資格と言われていますが、業界一般的にはシニアと言われるものになります。私がS1で、羽山が一番上のS2です。その下にアソシエイトというのがあって、業界一般的にはジュニアと言われるものになります。
現在S2は羽山だけですが、S2になると例えば雑誌への寄稿とか本の執筆があったり、対外的にも活躍している感じです。S1は社内的に評価されている感じですね。
イベントや部活動などの活発な社内交流は押し付けられる感じもなく、幅広い人が過ごしやすい環境
‐ 社内のエンジニアチームの雰囲気はどうですか?
チームワークはすごいあるなと思います。新卒のサポートが手厚いとか、それは転職してきたのもあってすごく感じましたね。イベントや交流もいろいろあって、かといってそれを押し付けることもないので、自分のペースでやりたい人はそっとしておいてもらえるのが良いですね。
幅広い人が過ごしやすい会社じゃないかなと思います。私は割とみんなでわちゃわちゃするのが好きなので、同僚とよく遊んだりしてます。
‐ 一緒にどこか行ったりするんですか?
そうですね、キャンプ行ったりとかもありますし。あと、地下にキッチンがあってイベントスペースみたいになっているので、昼休みにみんなで料理して食べたりもしてます。
ジンギスカンをやって会社中煙たくしたり。笑
‐ 部活動があるって聞いたんですけど、そういうのにも参加していますか?
公式の部活動だと、私はボードゲームに参加しています。公式の部活動だと年間いくらか予算が出ます。非公式の部活動もあって、そっちはただ勝手に好き同士が集まって遊んでいる感じです。
非公式の方は最近ウイスキー部を作りまして、この取材日にちょうど1回目の飲み会を地下のスペースでやる予定です。ウイスキーってちびちび飲む感じでなかなか飲み切らないので、みんなで買って持ち寄る感じで。
インフラエンジニアも、事業に貢献できて、社内で評価される
‐ ちょっと仕事の話に最後戻ってきて、「こういう人は輝けるよ」みたいなのはありますか?共通項みたいな。
私目線だと特に技術力がある人は評価されるんだなっていうのはあります。その一方でマネージャー寄りのキャリアパスもちゃんとしています。
あと、ラクーンの事業が好きな人、事業がいいなって思った人に入ってきてほしいというのは個人的にはありますね。事業会社がSierなどと一番違うところだと思うので、自分たちがやってるサービスが好きで貢献したいとか、一緒に作っていきたいみたいな思いが強い人はやっぱり輝いているなと思います。
‐ 井瀬さん的にはどれがイチオシの事業ですか?
今一番成長してほしいなと思っているのは、企業間決済サービスのPaidです。これからぐんぐん伸びていってほしいなって個人的に思ってます。
‐ いろいろな仕事をしていると、Paidをたまに見かけます。すごい世の中に浸透してますよね。
そういう社会に対するインフラとかを提供できるのは面白いなと思いますね。
特に私はインフラエンジニアなので、事業から一番遠いぐらいのエンジニアだなと思うんですよ。なんですけど、うちの会社だったら自分で仕事を探してきて新しく作ったりとか、結構自由が利いて事業に関わる機会を作れたりします。
インフラエンジニアは一般的に存在感が薄いところだと思うんですけど、例えばサイトの速度を早くしたとか、ちゃんと事業に貢献できていて、それを社内で評価もしてくれるので、そういうところがすごくいいなと思います。
(技術戦略部 管理チーム 井瀬 篤)
※所属、業務内容は取材時時点の内容となります。
インタビュー動画はこちら