働く人社員インタビュー

刺激のある職場で学びを活かし、成果を楽しむ(ラクーンフィナンシャル 審査部 債権管理チーム)

「債権回収」という天職との出会い

大学時代は法学部を専攻していました。ただ、勉強に対して真面目だったわけではなく、法学部に入った理由もなんとなくのものでした。
就職氷河期世代なので、就職先は車の営業か先物取引くらいしかなく。公務員試験を受ける名目で2年間フリーターでしたね。人生に対して真剣じゃない若者だったのです。
でも、公務員試験の勉強は自分に合っていました。そこで学んだ法律や経済、一般常識を活かしたいと思って、事業者向けの金融を手掛けるノンバンクに入社しました。
入社して最初の仕事は電話営業で、電話帳のかたっぱしから1日200件以上電話しました。アポをとって訪問して、お金を借りませんかという営業です。ですが、営業が性格にあわなくて、体を壊してしまいました。そのタイミングで興味のあった債権回収業務の専門部署に異動しました。
営業から債権回収業務への異動は会社からすると前向きではない流れでしたが、自分には合っていました。もともと漫画の「ナニワ金融道」や「ミナミの帝王」のお金をめぐる人々の問題を主人公が解決するストーリーが好きで。
お金が支払えなくて困っているのには理由があるはずです。しかし、支払ってもらわなければならないので、相手の話に共感したり、懐に入って交渉したり。私にとって大きなやりがいがあり、天職に出会えたと感じました。

ラクーンはオン・オフがはっきりしていることが魅力の一つ

ラクーンに入社したのは、自分で選んだわけではありません。勤めていた会社が民事再生手続きを行うことになって。私の担当していた事業(売掛保証)がラクーンに買収されました。
それまではブラックな企業で朝から晩まで電話していたのに。気づいたら債権回収という仕事に出会って前向きに勉強しながら働いて。今は健全な職場環境でイキイキと働かせてもらっています。
ラクーンはオン・オフがはっきりしていることが魅力の一つです。前職は土日も働き有給も取れなかったので。
また、業務や事業内容の面でいうと、今までやってきた業務はアナログで。いかに自分が結果を出すか、交渉でなんとかするしかありませんでした。でもラクーンは、仕組みで問題解決します。これからはそういうやり方がメインになると思うので、時代に合った仕事をさせてもらえているなと思います。
今、私はプログラミングや数学の勉強をしています。旧態依然な仕事をしていたらそういった発想にはなってなかったでしょうし、よい刺激をもらっています。勉強して仕事に活かして結果に繋がった時が楽しいです。そういう仕事の仕方ができるのがよいですね。

大きな金額を動かし、重要な仕事を行っていることを日々実感

ラクーンフィナンシャルの審査部で働いています。ラクーンのサービスを使う企業の、実態や資金力などを審査する部門です。
審査部は2つのチームに分かれており、審査をするチームと未払いが起きた場合にお金を回収する債権管理チームがあります。
債権管理チームではPaidなどで未払いが発生したら、その支払いの督促を行ったり弁護士に委託したり、訴訟したり、最後は償却するまですべてを行います。通常のノンバンク系だと、チームごとに分業して進める場合が多いです。それを私たちは数人で行っているので、非常に頭を使います。そして大きな金額を動かしているので、重要な仕事を行っていることを日々実感します。
その中で私の業務は、債権管理チームをまとめることです。
私自身が実際に手を動かして債権回収をするのではなく、他のメンバーたちにノウハウを伝えてサポートして、全体の管理を行っています。
また、URIHOの審査を自動化するプロジェクトを進めています。今までは人が案件を見て審査をしているところをシステム化しようとしています。適切な審査結果を自動で出せるように、エンジニアと相談しながら一緒に取り組んでいます。

マネージャー職は人格者であれという教え

失敗談は、先輩としての立ち振る舞いでしょうか。私の経験として、「よい上司」は、とにかく怖い・厳しい存在でした。普段から怖くて、耳が痛い嫌な指摘もはっきりと言ってくれた。そういう方たちのおかげで今の自分が出来上がったので、それが望ましいと思っていました。だからラクーンでリーダー職についたとき、怖く・厳しい振る舞いをしていたら、ただ怖がられて終わってしまって。時流に合わせたコミュニケーションをとってマネージメントをすべきだったなと。
今は、否定しない・尊重するといった点を心がけています。ラクーンとしても、マネージャー職は人格者であれという教えがありますし。
自分なりに立ち振る舞いを勉強し見直しましたが、部下がより成果を上げられるようになったかどうかはまだわかりません。これからさらに観察していきたいと思います。

経験がものを言う、人の裏側を見る仕事

債権回収は、人の裏側を見る仕事。お支払いができない方の現実的な心理を想像するのは、若手にとって難しいことだと思います。そんなときに、私が過去に見てきた知識や経験が役立っていて。彼らの経験で足りない部分を補うことができているのではないかと思うと、これまでの経験があってよかったなと感じます。

差別化を形にし、新しいビジネスをつくる挑戦をしていきたい

今、ラクーンフィナンシャルでは保証事業を推進していますが、最近は競合がすごく増えてきています。競争が激しくなってきているので、ビジネスモデルを進化させていかないと難しいと考えています。保証という形にとどまらないのかもしれないのですが、そういう新しいアイディアを形にしていけたらと思っています。差別化を形にし、新しいビジネスをつくる挑戦をしていきたいです。

(ラクーンフィナンシャル 審査部 債権管理チーム NORIO.T)

※所属、業務内容は取材時時点の内容となります。