得意の接客を活かして自信を手に入れた
新卒で大手紳士服の専門店に入社しました。入社理由は、スーツの会社に魅力を感じたことが大きいです。あと、学生時代にガソリンスタンドやカフェでアルバイトをしていた経験から、接客が得意だと感じ、営業に近い仕事をしたかった、というのもあります。
同期は150人位いたのですが、1年目は営業成績が4位か5位で、上位にランクインしていました。それが自信となって、ずっと頑張っていたのですが、4年経っても給料が1円も上がらなかったんですよね（笑）。加えて全国にお店があるため転勤が多く、将来結婚した後の生活の安定面で不安を感じていました。ある店舗に異動になった際、人間関係がうまくいかなかったことがきっかけで、思い切って退職しました。
スキルが活かせる仕事を探し異業種からラクーンに転職
前職では年配のお客様が多く、丁寧な対応を求められました。売掛金の保証も社長や役員、部長クラスと話すことが多いです。前職で培った営業スキルを活かせると思ったのがこの業界に興味を持ったキッカケです。企業間取引の保証という分野はあまり耳にしませんし、まだまだ伸びしろがありそうだと思い、魅力を感じてラクーンへの入社を決めました。
分業によるセクショナリズムの問題に向き合う
現在、東京営業部のURIHO推進部に所属しています。東京営業部は「セールスチーム」と「サービスチーム」に分かれています。「セールスチーム」はサービスを売るチームで、商談を行ったり、お客様のフォローをします。いわゆる営業を行うチームです。「サービスチーム」はどちらかというと、サービスのブラッシュアップやヘルプデスクなど、少しバックヤード的な仕事を担当します。
その中で僕は「セールスチーム」のチームリーダーを務めていて、実務をこなしながら、商談の進行管理も行っています。保証業務では、お客様から直接お話を伺い、調整する必要があります。また、競合と競った際など、さまざまな対応が求められます。
「セールスチーム」と「サービスチーム」の分業は、役割分担による効率化を図るというメリットがあります。一方で、分業によってセクショナリズム的な問題が生じることが課題だと感じています。それぞれに立場はありますが、扱っている商材（サービス）は一つであるわけです。分業の領域を超えて、一人一人がベンチャースピリットを持ち、柔軟に動くことが重要です。そのあたりをうまく調整するのもリーダーの役目だと考えています。
先輩や上司に支えられながら商習慣の違いを理解する
前職ではモノを売る仕事をしていたので、モノをきちんと引き渡せば問題ない世界でした。それに対して、ラクーンでは形のないサービスを売っています。説明を聞いていただき、さらに正しく理解してもらった上で購入してもらうことが大前提です。この商習慣の違いが最初は難しく、クレームにつながってしまったこともありました。当時は先輩や上司にだいぶ助けてもらいました。
でも、前職で培った対人スキルは役にたちましたね。私は真面目な場づくりとニーズを瞬時に判断することが得意なので、お客様に信頼されやすいタイプです。営業として、信頼を得なければ商品は購入してもらえませんから。今後も磨いていきたいスキルです。
自分原因論という考え方で強くなれる
例えば、会社で嫌なことがあったとき、つい「どうしてこんな理不尽な目にあっているのだろう」と悩んでしまいますよね。そんなとき、根本をたどるとその会社を選んだのは自分なので、結局は自分が原因です。外的要因のせいだと思うと腹が立ってきますが、自分が原因だと認識すれば、あとは自分で乗り越えるしかありません。「じゃあ、俺が頑張らなきゃ」というマインドに変わります。いつもそんな感じで問題と向き合っています。
たくさんの失敗があってこその成功
過去には、失敗を恐れてチャレンジすらしない時期がありました。
失敗と成功は、まるで2つの道に分かれているように思えるかもしれませんが、実際はそうではなく、失敗をたくさん経験しないと成功にはたどり着けません。もし10年前の自分に教えてあげられたら、もっと気持ちを楽にしてあれこれチャレンジできたかもしれないなぁと思います。
さらに、サービスの良さを伝えていくために僕らができること
僕たちが提供しているサービスはネット完結型が売りです。ところが、ITに抵抗があるお客様も存在します。僕らセールスチームが介在することで、安心してもらい、ITに対する抵抗感をなくしてもらえたらいいなと思っています。
具体的な方法はこれから考えていきますが、今よりももっと多くのお客様にサービスの良さを伝えていきたいです。
（ラクーンフィナンシャル URIHO推進部 セールスチーム MASAHARU.K）
※所属、業務内容は取材時時点の内容となります。
