カルチャー

コロナ下におけるリモートワーク①新制度と環境整備について

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ラクーングループはこれまでに業務のデジタル化や在宅環境整備、コミュニケーション活性のためのイベント企画など、様々な対応策を実施してきました。 依然としてコロナの影響が続いていますが、2020年2月より実施してきた様々な取り組みを、分野別にまとめてみました。

今回は第一弾として、リモートワークに対応するために新設された制度や、仕事環境を快適にするために取り組んだことをご紹介します。

リモートワークに合わせた勤務体制

全社的なリモートワークが始まったのは、2020年1月27日からです。従業員自宅、実家、あるいはそれに準ずる場所からのリモートワークが可能になりました。

コロナ対応について継続的に検討するなかで、2020年6月に「出社に対する従業員の声を聞くための任意アンケート」を実施し、感染拡大期の勤務体制の方針決定に役立てました。

出勤時の混雑を避けるため時差出勤が可能となり、それまで社内の上位資格者、開発・デザイン部門と子育て中の従業員が対象だったフレックスタイム制度は全従業員が活用できるようになりました。

2020年11月からは、「越境リモートワーク」を認める試みも開始しました。外国籍従業員のメンタルヘルスなどを考慮し、VPNに接続可能であること、家族の受け入れ態勢があることを一定の条件として、韓国や台湾などで数名が「越境リモートワーク」を実施しました。

※詳細はこちら(当社ブログ):越境リモートワークの詳細
https://blog.raccoon.ne.jp/archives/4784

快適なリモートワーク環境のために

リモートワークの体制が定着しつつあるなか、2020年4月から生産性向上のためにモニターやデスク、椅子などを購入できる「在宅勤務環境補助制度」を開始しました。仕事環境を整えるために必要な物を購入した際に、一人当たり上限3万円まで会社から補助が出ます。このほか、光熱費等の補助として、「在宅勤務手当」の月額3,000円が支給されます。

こうした補助だけでなく、従業員が在宅勤務環境を改善するための取り組みもしています。社内で「在宅勤務の環境に関する調査」を実施し、従業員の困りごとや、使用しているネット回線、ツール情報を調査。調査結果をもとに、推奨ツール、ネット回線の速度を改善する際のチェックポイントなどを共有し、会社全体で生産性の向上に励みました。

また、業務の質や量、働く環境について従業員がどのように感じているか、「パルスサーベイ」を毎月実施し、必要があれば面談などが可能な体制をとっています。

▼在宅勤務の環境に関する調査結果

▲在宅勤務の環境や機器・設備で困っていること

▲在宅勤務のために購入したもの

また、商談や会議はオンライン中心になったため、オフィスに個室型防音ブースkoloを設置し、出社して業務を行う場合でも、快適に業務が行えるように配慮しています。

▲個室型防音ブースkolo
▲koloのブース内

休暇制度も柔軟に変更

働き方の変化に伴い、これまで7~9月の間に好きなタイミングで5日間の休暇を取ることができる「夏季休暇」の取得期間と名称を「いつでも長期休暇制度」へと変更。これにより、年間を通していつでも休暇を取得でき、時期を気にせず従業員個人に合ったタイミングでの休暇取得が可能になりました。

また、ラクーングループでは、長期休暇で普段の業務から離れて旅行等に出かけ、様々な体験や心身ともにリフレッシュをしてもらいたい、という目的で勤続5年毎に、連続5日間のリフレッシュ休暇、および補助金5万円が付与されます。コロナの影響で取得可能期間を見直し、2025年度以降の対象者は無期限かつ、分割での取得が可能となりました。

そのほか、ワクチン接種のための特別休暇として、接種1回につき1日、体調不良が続く場合はその翌日も特別休暇として申請が可能なコロナワクチン休暇を導入しました。

コロナの影響によって環境が急激に変化していくなかであっても、生産性の高い業務活動を継続し、従業員の働きやすさも維持・改善できるように勤務体制や環境整備、休暇制度を柔軟に変化させてきました。引き続き従業員の声を聞きながら、より働きやすい環境づくりを推進していきます。