BtoB後払い決済サービス「Paid」広報担当の山崎です！こんにちは！

自分の勉強を兼ねた連載、「BtoB決済業界」を大解剖シリーズ。

第１２回は売掛金の「保証・買取」についてです。

売掛金の「保証・買取」サービスとは、取引先が倒産した場合に、その取引先から支払われるはずだった代金を代わりに支払ってくれる（あるいは取引が発生した時点で売掛金を買い取ってくれる）、銀行系企業が提供する保険のようなものです。

前回の「売掛保証」サービスとの大きな違いは、「売掛保証」サービスが中小企業向けであるのに対し、銀行系の「保証・買取」サービスは大企業向けであるという点です。

このようにターゲット層が異なるものの、サービスの受け手が得られるメリットは売掛保証とほぼ同じです。

保証・買取

企業間（BtoB）取引の場合、1ヶ月の間に特定企業との取引が何度も発生することは珍しくなく、請求・入金の作業を都度行うことは非常に面倒です。

そこで企業間取引では、その月の売上を月末に一括で請求します。

商品を先に渡して代金は後でまとめて請求する、この決済方法を「掛売り（後払い）」と呼ぶのですが、これには便利な反面、問題が…

・もしかしたら、その企業は倒産して代金を支払えなくなるかもしれない

・資金繰りが厳しくなって、支払いが遅れてしまうかもしれない

そこで！銀行が提供する売掛金の「保証・買取」サービスが存在するのです！

企業は「保証・買取」サービスを導入することで、未回収リスクや支払い遅延の不安なく、掛売りでの取引が可能になります！

そんな便利な「保証・買取」サービスが、こちら。

三菱UFJファクターの「ファクタリングサービス」、みずほファクターの「ファクタリングサービス」、りそな決済サービスの「売掛債権の支払保証」、SMBCファイナンスサービスの「販売先信用保証」です。

これら４つの代表的な保証・買取サービスを、順に見ていきます。

保証、買取

買取：売上債権を「償還請求権なし」で買い取る。万が一販売先が倒産しても、買い戻す必要はない。売上金を早期に資金化できるのでキャッシュフローを改善できる。

保証：1社ごとに与信調査の上保証限度額を設定し、その範囲内で保証するサービス。与信調査を代行してくれるので、与信管理のコストの削減にもつながる。

保証：1社ごとに与信調査の上保証限度額を設定し、その範囲内で保証するサービス。与信調査を代行してくれるので、与信管理のコスト削減にもつながる。料金体系には包括保証と個別保証があり、自社にあった保証を付けることができる。

1社ごとに与信調査の上保証限度額を設定し、その範囲内で保証するサービス。与信調査を代行してくれるので、与信管理のコストの削減にもつながる。

1社ごとに与信調査の上保証限度額を設定し、その範囲内で保証するサービス。与信調査を代行してくれるので、与信管理のコストの削減にもつながる。原則として20社～。

・・・第１３回に続く。（次回は、「債権回収」について）

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