【ウィズコロナ】雑談を生む社内デジタルコミュニケーション施策


こんにちは、広報インターンの田島です。

新型コロナウイルスの流行が本格化して2年目となりました。ラクーングループでは、グループとして大切にしている価値観に基づいて様々な施策を試しています。その課題感や試行錯誤の結果などを読んでいただいている皆さんとも共有しながら、これからの働き方について考えていけたらと思います。

今回のブログでは、コロナ禍における社内でのコミュニケーション活動について紹介します!

コロナが「あたりまえ」を変えた

ラクーングループでは、以前より役職者や子育て世代を中心に在宅勤務体制を整えていましたが、コロナウイルスの影響で、20年1月の終わりから全従業員が基本的に在宅勤務となりました。その後は緊急事態宣言の状況に合わせて、出社/在宅のバランスをその都度調整してきました。

リモートワークの生産性について賛否両論はあるものの、ウェブ会議ツール等を利用し、滞りなく業務を行えています。確かに、通勤ラッシュに揉まれることなく、自室から商談に参加したり、プレゼンをしたり、ウェビナーに出席したりできる点は魅力的ですよね。

しかし、果たしてウェブ会議ツールは完璧なのでしょうか。出社時と在宅時で決定的に何が違うのか…。カギとなるのは「社内コミュニケーション」です。

2種類の社内コミュニケーション

ラクーングループでは、社内のコミュニケーションには2種類あると考えています。1つ目は「必然的コミュニケーション」です。つまり、業務をこなすうえで必要不可欠なコミュニケーション。2つ目は「偶発的コミュニケーション」で、雑談などのカジュアルな会話に代表されます。

基本的にウェブ会議ツールは文字通り「会議」をオンラインで円滑に行うためのツールであり、「必然的コミュニケーション」に向いています。問題なのは、リモートワークでは、おのずと「偶発的コミュニケーション」が減ってしまうことです。

Zoomでの会議を想定します。バーチャル会議室では、会議を終え、会議室から”退出”したその瞬間に、あなたは自室に1人になります。これは究極の「オン・オフの切り替え」とも言えますが、対面での会議ではありえないことです。リアルでは、会議後に雑談をしながらデスクに戻ることもあるでしょうし、ランチに誘うこともあるでしょう。在宅勤務だと、ちょっとした「偶発的コミュニケーション」が難しくなってしまうのが現状です。そういった意味では、まだウェブ会議ツールもまだまだ発展途上といえるのかもしれません。

雑談は必要?

結論からいうと、ラクーングループでは「雑談」を大切にしています。これは決して「サボっていい」という意味ではなく、雑談を通して得られるものがあると考えているためです。この考え方は、ラクーングループの社風でもある「風通しのよさ」と密接にかかわっているともいえます。

下の「雑談の無いIT職場の問題地図」からわかるように、雑談の無い職場は長い目で見ると、潜在的な問題に対する適切な対処ができずに「人が辞めていく」負のスパイラルに陥ってしまう可能性が指摘されています。

(出所:あまねキャリア工房

また、ラクーングループでは雑談をきっかけとして、社内の多くの人と関わりを持つことを推奨しています。これは、業務効率の向上のみならず、新しく革新的なアイディアを生み出すことにつながると期待しているからです。

ラクーンとしてやってみたこと

ラクーングループでは、「組織力」の向上を目的に、コロナ禍でも社内の「雑談」や「業務外での会話」を促進する活動を行っています。

1.ラクトーーク

まず初めに行った活動が「ラクトーーク」です。(*某人気トーク番組とは関係はありません汗)多趣味の人が多いというラクーングループの社風を、社内コミュニケーションの活性化に生かそうという目的で始まりました。参加された方からは好評でした。実際には「プロレス好きな人」や「釣り好きな人」などが集結して、互いに熱い思いを語りあったようです!

2.Good&New

次に紹介するのは、「Good & New」です。これは名前通り、皆で集まり最近起きた「good」や「new」な出来事についてカジュアルに話していくものです。コロナ禍のコミュニケーション不足を解消するために技術戦略部から自然発生的に始まり、後に他部署に波及していった活動です。何でもない日常を話すことで親近感がわいたり、頼み事をしやすくなったり。さらに話のネタを探すようになり、ささいな変化にも気がついたり、ちょっとした出来事をポジティブに捉えるようになったりと、良いことずくめではないでしょうか。

3.シャッフルランチ

最後の活動として「シャッフルランチ」を紹介します。たまには1人でゆっくりランチを楽しみたい方は少なくないと思います。ただ、それが3,4か月続くと堪えがたいものです…。そんなわけで始まったのがこの施策です。ランダムに選ばれた5,6人のグループで日程調整をしてもらい、Zoom等を利用したランチ会を行うものです。上記のG&Nを用いてネタ切れを防いだり、内輪だけで盛り上がってしまうことを避けたりするための工夫もされています。

追記:
現在はランチではなく30分の雑談タイムとして試してみています!

始まりはいつもヒトから

ラクーングループは、「商品力」と「組織力」の2つの柱に支えられ、成長を続けています。「商品力」とは文字通り、顧客に感動を与えられる、良い価値提案を行うことを意味します。そして、その商品を作り上げていくのは「組織」、つまり「人」です。「人の字は2人の人間が支えあう様子から生まれた」とはよく言ったもので、ラクーングループが大切にする「組織力」とは、個々のつながりや信頼関係によってより強化されることもあるでしょう。

良い人間関係の始まりも、意外と些細なことからだったりしませんか?例えば、前述の「ラクトーーク」で共通の趣味があることを知った人たちは、プライベートでその趣味をともに楽しむコミュニティを作るかもしれません。このように、社員同士の交流の幅や深さが増すことで、結果的に業務のパフォーマンスが改善されたり、面白いアイディアが生まれたりすることにも期待しています。コロナ禍にかかわらず、今後もラクーングループは社内コミュニケーションの活性化を通して、働きやすい職場環境の構築と、組織力の向上を目指していきます。