新型コロナウイルスの感染拡大以降、ラクーングループは出社とリモートワークを組み合わせた勤務体制をとっています。昨年から、リモートワークをする従業員と出社をしている従業員が混在する状況で災害が発生した場合を想定したハイブリッド防災訓練を実施しています。
ハイブリッド防災訓練とは?
ハイブリッド防災訓練は、周囲と協力して適切な判断で迅速に行動できるように、災害時に備えるラクーングループの防災訓練です。全従業員がオフィスに揃っていなくても、部門長がオフィスに不在であっても、スムーズに連携をとれるようにしておくため、リモートワークと出社混合の状態で行います。また、避難訓練のほかにも、任意で防災講習の受講と、自主帰宅訓練を実施します。
第一部 避難・連絡訓練
今年は災害発生を想定。社内連絡ツールで避難指示が出た後、各自避難場所に移動します。
避難が完了したらその旨を社内ツールで各部の部門長に報告をし、部門ごとに人数確認をしていきます。
今年は出社90名、在宅111名の合計201名の従業員が参加しました。
今回の訓練で、在宅の人は自宅近辺、出社している人は会社近辺の避難場所を改めて確認し、場所や経路などを把握しておく機会にもなります。
第二部 防災講習
防災講習については、昨年はオンラインのみの受講でしたが、今年はオンラインとリアルを掛け合わせたハイブリッドの形で開催しました。
負傷者を発見した場合を想定し、救急隊の方が到着するまでの一連の流れ、注意点などを講習していただきます。
リアル会場ではAEDの使い方、心臓マッサージの行い方を実演していただき、一連の流れを学んだ後、従業員も救急隊を電話で呼ぶ人、AEDを持ってくる人、心臓マッサージを行う人、マッサージを交代で行う人、など役割分担をしながら実習していきました。
この様子はzoomで配信しているので、オンラインで受講する人も一連の流れを見ることができます。不明点があった人は講習後に質問をするなどし、会場にいない人も一緒に理解を深めることができていました。
実際に避難場所に移動したり、講習を受講したりすることで、避難経路に障害物等がないか、AEDはどういった場所に設置されているか、など重要な気づきにつながります。年に一度の防災訓練ですが、一人一人が危機意識を忘れずに、防災を考える大切な機会となりました。