【広報テクを取材!】“ギブアンドテイクが露出につながる” ネオキャリアの武田さんにインタビュー!


「広報の仕事ってどうやってるの?」シリーズ、第2回目は前回のResorz高島さんにご紹介いただきネオキャリアの武田さんを取材してきました。

 

ネオキャリアはHRテック、新卒・中途採用支援、介護・保育、海外採用と幅広く事業を展開していされています。

武田さんは新卒で同社に入社され、営業職として企業の人事に人材のニーズをヒアリングに周ったり転職者のキャリアカウンセリングなども担当したのち、今度は新卒採用担当になり、社員の研修なども担当されたそうです。

そののち会社の文化を社内に浸透させる役割や、社内イベントの企画実行などを担うようになり、同時に現在在籍されている社長室に移ったことがきっかけで、広報業務にも2,3年前から携わるようになったことが広報業務のスタートだそうです。

(ちなみに取材に伺った私、督永も似たような経緯で営業職から社長室に移り、広報業務にも携わっています。なので、なんとなく親近感が沸いてました。)

 

今回の取材内容も「どうやってメディアさんと繋がっているの?!」と、日頃私が一番知りたいことをメインに聞いてきました~!

ネオキャリアさんのオフィス、お洒落です。うらやまし~・・・

 

 

-早速ですが、武田さんはメディアとの繋がりをどうやって作っているんですか?

 

武田さん:最近は紹介が多いですね。こちらが他社の広報さんにメディアの方を紹介すると、逆に紹介してもらえる、という流れが多いです。以前は直接メディアに営業に回って新しくパイプを作ることもしていましたけど、今は紹介からの繋がりが多くなってきました。本当にありがたいことです。

 

 

ーやはり紹介!(この取材もたしかに紹介だし)

 でもそもそも、紹介しあう他社の広報さんとはどこで出会うのですか?

 

武田さん:とにかくイベントですよ!イベントに参加して繋がった人が殆どです。勉強会とかもそうだし、Resorzの高島さんが開催されている料理イベントなんかもそう。

出会った方と名刺交換して、フェイスブックでも繋がらせていただきます。

そして、その方の会社のホームページを見てどんなプレスを出されているのか、どんなメディアに載っているのかなどを見ます。

そこで「このメディアにはどうやって載ったんだろう」とか「このプレスはどうやって作ったんだろう」と気になったらコンタクトを取って「教えてください!」って会いにいってますよ(笑)。

フェイスブックで繋がってるからすぐに連絡も取れますしね。

 

 

ー教えてもらいに行くとはすごい。フェイスブックで繋がってると親近感も沸くから連絡取りやすいですね。

 

武田さん:メディアの方とも確認させていただいたうえで、フェイスブックで繋がっている方もいます。取材の時などもメールより早くオファーに返事できたり情報提供できるから活用してますよ。

たまに休みの時も確認の連絡が来たりしますが、すぐに返信できるし助かっています。

メディアへの対応にはスピードが求められると思いますから。

 

 

ーちなみに武田さんはどんな広報さんと繋がっているんですか?

 

武田さん:同じ人材業界の広報さんやBtoBの業界の方とかが多いですね。広報って私のように他のキャリアを経て広報業をやっている方が結構多いので、共感できることもあったりしてコミュニティが作りやすいんですよ。

それに社内に広報が1人という方も結構いて、相談相手がいなかったり社内ではちょっと話しづらいことなんかもこのコミュニティだと色々話せるから距離も縮まって公私共に仲良かったりもします(笑)

 

ーそこで出来た繋がりがメディアへも繋がっていくわけですね。

 

武田さん:他社の広報の方と親しくなるとその会社のことも詳しくなるじゃないですか。事業内容もだけど、社風とかも。

例えばメディアの方が求めているネタを自分がもっていなくても、あの会社だったら持っているかも、とメディアに紹介できますし、逆に他社さんも同じようにうちの会社を紹介してくれたりしますよ。メディアの方にとってもメリットがありますし、何かあった時に声がけもしてもらいやすいと思うんです。

営業職の時は他社はライバルでしかなかったけど、広報の仕事においては他社の広報さんとはギブアンドテイクが大事なんだな~って思うようになりました。

 

ーなるほど。BtoBだからこそお互い苦労も分かるし、協力しあう姿勢があるのかもしれませんね。

ところでネオキャリアさんのプレスを見ていたら、最近調査レポートなどを出されていますね。

 

武田さん:調査レポートは以前からやってみたかったのですが現場の協力や自社での計測などが難しかったので少し時間はかかりました。

だけど調査レポートって世の中の声の発信だと思うし、ニュースで耳にするような声とは逆の声やリアルな声が拾えたりして、それが面白いんですよね。

実際やってみたらメディアにも載りやすいですし、サービスの認知にも繋がっていますね。それに、自社サービスの信頼性を高める効果もあると思います。

(調査リリースはこちらで紹介されています)

 

 

ー調査レポート以外でもメディアに取り上げてもらうためにやっていることとかありますか?

メディアの方に情報をお伝えするときには、パワポの資料を使うことが多いです。絵とかイラストにしたほうがイメージが沸きやすく、業界のことを分かってもらいやすいと思うので。

同じ業界の方だと簡単な説明でわかることでも、メディアの方はそうじゃないじゃないですか。なので、プレスなども分かりやすいデータとか現場の資料とかを別で持って行って説明したりもしています。

 

 

ー確かに専門用語や難しい言葉を並べるよりもイメージが沸きやすい視覚的な説明をするほうが響きそうですね。

では最後に、広報の仕事としてこれは大事だな!ということを教えてください。

 

武田:これは自分に言い聞かせる意味でもあるのですが、、

単なる御用聞きになってはいけないな、と。思います。メディアの方に「こういう情報がほしい」と言われたらそのまま渡すのではなく、そこにどんな意図があってこの情報を求めているのだろうと一歩先を読んでから社内で情報を拾い、求められていること+αで提供できるスキルが必要かなと思っています。

 

もう一つはスピードと確認ですね。

いつまでにその情報がほしいのか、こちらはいつまでに何を提供するのか、といった納期をきちんと確認することかと思います。メディアへの対応はスピードが大事だと思っていますので、都度確認したり社内の広報間でもホウレンソウが欠かせないですね。

 

ネオキャリアの会議室はレインボーカラーがテーマに作られていて、解放感のあるスペースでした。

壁に移されたメッセージに思わず目が留まります!

 

 

 

メディアを通じてネオキャリアのファンを作ることがミッションです!と仰る武田さん。広報の仕事はなかなか数字では測れず、そこが難しいと感じることも多いのですが武田さんは「自分たちにしかできない仕事だから!」とこの仕事を楽しんで取り組んでいらっしゃる様子でした。

ネオキャリアのステッカーとビジョンカードをいただきました。これを浸透させていくのも武田さんのミッション!だそうです。

 

 

 

今回もすごく勉強になる話を聞かせてもらったので、ラクーンの広報も早速色々と試してみたいと思います!

 

そして勉強会やイベントへの参加も積極的にしていこうと思います~どこかでラクーンの広報と会ったらぜひお声がけくださいませ。

とりあえず、ギブができるくらいの繋がりを作っていかないと!

 

ということで武田さん、ありがとうございました~☆