こんにちは、ラクーン広報の山崎です。
今回は前回に引き続き、「ニューヨーク流通視察ツアー※」レポート(全6回)の第2弾!
山崎がニューヨーク近辺のスーパーマーケットを回って学んできたアレコレを、みなさんに共有していきたいと思います。
※ラクーンでは例年、ニューヨーク流通視察ツアーに参加したい社員を募り、応募者の中から選ばれた社員1名が外部主催のツアーに参加できる、という社内制度が存在しています。今年は幸運なことに、わたくし山崎が選ばれました!
ニューヨーク流通視察レポート①を読んでいない人は、そちらもよろしくお願いします。
“グローサラント” がスーパーへの来店頻度を向上させた
アメリカでは、スーパーマーケットに行くのは7〜10日に1回だそうです。
そのため、1回あたりの購入金額が高く、無駄な買い物は多くなりがち(ただし、食品廃棄量は日本が世界一です)。そんなアメリカでは、来店頻度を上げるための施策が行われています。
その施策の一つとして、“グローサラント(グロッサリー+レストラン)”という形態のスーパーマーケットが増加しました。
そこまで価格が高くない惣菜を販売し、店内にイートインスペースを設けることで、顧客の来店頻度を向上させることが目的です。充実したデリカコーナーの設置によって、サラリーマンなどの新たな客層が増加しました。
最近アメリカで人気な日本の “寿司、ラーメン、ステーキ”
前回のブログでも少し触れましたが、健康志向の影響でアメリカでも和食が人気です。
どのスーパーに行っても必ず、お寿司が置いてありました。売れ行きがとてもいいそうです。日本人が思うお寿司とは少し違っており、ソースがかかっていて味が濃い目のものが多い印象を受けました。
ミシュランで星を取っているところは本格的な江戸前寿司を提供していますが、予約でいっぱいとのことでした。
スーパーのカチコチで冷たいお寿司でも売れていきます。冷たくなってもお米をふっくらさせ、美味しく食べるためのノウハウを持っているのは日本だけらしいです(私は炭水化物が好きじゃないから、よく分からないけど)。
アメリカ人は冷たい米も野菜の一つ程度に考えているそうですが、日本人からすると不思議な感覚ですね。
さらに、ニューヨークで大成功してるのがラーメンです。
一風堂も人気で、アメリカでは日本酒バーも併設しています。ニューヨークで展開する一風堂は “ラーメン屋さん” ではなく、 “ラーメンレストラン” なので、ドリンクや前菜、デザートと一緒に100ドルほどで提供しています。
日本のようにサクッと安価で食べられるスタイルだと、ニューヨークでは採算がとれないようです。また、同じ麺類だと最近は蕎麦も人気になりつつあるとか。
写真はアメリカのステーキレストラン「ウルフギャング」ですが(笑)、日本の「いきなりステーキ」もニューヨークで人気を博しており、マンハッタンに4店舗を展開しています。
いきなりステーキのように ”鉄板” で出てくるステーキレストランがアメリカにはなく、ニンニク醤油のソースも目新しかったそう。
アメリカのお店はエキサイティングでダイナミック、エンターテイメントが大切にされていますが、そこにアメリカでは新鮮な、いきなりステーキの ”演出” がハマったようです。
”気軽にイタリア料理を楽しめる” イータリー
また、日本以外の外食産業では「イータリー」が人気を集めています。
イータリーとは、気軽にイタリア料理を食べられる、イタリアングルメマーケットのことです。日本だとEataly Tokyoが、グランスタ丸の内にありますね。
マーケットの中央にはバーがあり、とにかく店内はすごくオシャレ。魚は氷の上に綺麗に並べられ、お肉やチーズは塊のまま並べられており、あらゆる食材が美味しそうに陳列されています。
オシャレなパスタ売り場の周りには、小麦や調理器具、パスタの本まで並べられていました。
また、ニューヨークの観光客数は年間6000万人を超え、移民も多く色んな国の人がいるため、ハラルやユダヤ教用の食品等も売られています。
アメリカの喫煙事情について
話は少し逸れますが、アメリカでは喫煙者の肩身が狭いそうです。
建物の中は100%禁煙で、お店の入り口付近で吸うと文句を言われます。入り口付近の灰皿は消すためのものであり、吸っていいという意味ではありません。
ただし、外なら基本的にはどこで吸っても大丈夫だそうです。
喫煙者の肩身は狭いものの、歩きタバコやポイ捨てなどマナーが悪いようで…。
私も運悪く、歩きタバコをしている人のタバコに手の甲を焼かれる羽目に遭いました。みなさん、歩きタバコには注意しましょう。何の話だ。
以上、ニューヨーク流通視察レポート②でした!
次回もお楽しみに~!